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スペイン語の正書法が改訂されました。 [スペイン語]

エル・パイス紙の見出しには下記のようにかかれています。

La "i griega" se llamará "ye"
La nueva Ortografía de la Real Academia Española fija la denominación de algunas letras, cambia "quorum" por "cuórum" y elimina las tildes de "solo", "guion" y "o" entre números

つまり、「Y」は今まで「イ・グリエガ」と発音されていたのが、今後は「ジェ / イェ」と発音され、「quorum」は「cuórum」のように「c」が用いられ、「~だけ」の意味の場合はアクセント記号がつけられていた「sólo」は、アクセント記号なしで、数字の間に表記される「もしくは」の意味の「ó」もアクセント記号無しで表記されるようになるとのこと。

アルファベット文字から「ch」と「ll」は削除され、「Qatar」は「Catar」と表記するのが正しいことになった。
指示代名詞にもアクセント記号をつける必要はないとのこと。

中でも、よく理解できないのは、「guión」が、アクセント無しの「guion」となることの説明だ。
「表記上単一音節とみなす」と書かれているのだが、"guion"がなぜ、単一音節(monosílaba)だとみなすことができるのだろうか?

それにしても、今回の改訂はかなりショッキングな荒療治だと感じられるが、なぜこのような改訂にいたったのか過程が知りたいと思う。

余談だが、先日、ある通訳をしたときに、「Yさん」という呼び方が頻出していた。そのたびに、「セニョリータ・イ・グリエガ」と繰り返していたが、今後は「セニョリータ・ジェ」ですむのなら、そのほうが楽である。
しかし、そうそうこのようなことを訳さなければならない場面には遭遇しないであろうが。

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コメント 2

でんでん

あれ。画像認証が変わりましたね。今度は投稿できるかやってみます。

guion が単音節なのは、io が「弱母音+強母音」の二重母音だからですよね。
(その前の u は読まない記号のようなものだから関係なし。)
音節はひとつ、その中の母音ioで強いのはもともと o のほう。
アクセント記号をつけなくてもほかの母音にアクセントがかかるわけでは
ないので問題ない、という話ですね。ってもうわかってるかしら。

まあでもこれ、solo のアクセント有無の問題とか、いろいろ引っ掛かる
変更ではあるんですけどね。
by でんでん (2010-12-25 00:18) 

Maya

あ、でんでんさん!コメントありがとうございます!そうなんです、いろいろひっかかるところが多いですよね。guionの解説ありがとうございます!
by Maya (2010-12-28 20:38) 

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